乳歯から永久歯に生え変わる成長期のお子さまに行う矯正治療は、将来の健康的な歯並びの土台づくりのため非常に大切です。 発育の中で歯並びにズレが生じると、大人へと成長する中でそれがひどくなっていき、口腔内をはじめ全身にわたってさまざまな悪影響を及ぼすようになります。 小児矯正は、6歳ぐらいからスタートするのが理想です(ただし、受け口のお子さまの場合は、少し早めの4~5歳頃に始めるのが望ましいです)。 その後、永久歯が生えそろう12歳前後までが適切なタイミングと考えられています。
当院では、小児矯正も行っています。 まず、歯を直接動かしていくというアプローチではなく、顎・舌・口の筋肉などを整え、永久歯がきちんと生えそろうよう正常な発育を促す機能的矯正装置を使用しています。
マウスピース型の矯正装置を付けて、顎の成長をサポートするという方法です。永久歯が生えてくる場所を正しく導き、舌の位置を整え、口呼吸・骨格の歪み・虫歯リスク・指しゃぶりなどの癖を改善する効果があります。口の周囲の筋肉の強化にも期待できます。 装置は柔らかく、破損のリスクもほとんどありません。日中1時間と就寝時に装着するだけでよいため、お子さまの負担も少ないものとなっています。治療期間は、約3~4年となります。
メリット
デメリット